【神戸・北野発】日本洋菓子文化の系譜を未来へ継ぐ、新ブランド「ザ・ガトーブラザーズ」誕生。第一弾商品「ノスタルジア」2026年1月23日発売
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「LE CHOCOLAT DE H」を手掛ける辻󠄀口博啓氏、1978年に神戸北野で誕生した「アンテノール」創業者・故 比屋根毅氏の精神を受け継ぐ株式会社エーデルワイス、そして「エスコヤマ」を手掛ける小山進氏の三者による新ブランド 「ザ・ガトーブラザーズ」 を立ち上げ、第一弾商品として焼き菓子アソート 「NOSTALGIA(ノスタルジア)」 を、2026年1月23日(金)より発売いたします。
本プロジェクトは、単なるコラボレーションや商品企画の枠を超え、神戸・北野という日本の洋菓子文化の重要な文脈を持つ地において、その系譜と精神を次代へ継承することを目的としたブランドです。
三者は、それぞれ異なる時代、異なる立場から日本の洋菓子文化の発展に寄与してきました。
その関係性は偶発的なものではなく、ひとつの歴史の流れの中で必然的に連なってきた系譜であると位置づけています。

■ 神戸北野という、日本洋菓子文化の形成に深く関わる地
神戸・北野は、神戸港開港以降、西洋文化の受容地として発展し、日本における洋菓子文化の形成においても重要な役割を果たしてきました。
異人館が立ち並ぶ街並みは、単なる観光資源ではなく、日本人の感性と西洋文化が出会い、独自の文化へと昇華してきた歴史そのものでもあります。
この地には、象徴的に三者それぞれの歩みが重なっています。
・1978年、神戸北野に誕生したアンテノールという「原点」
・小山進氏が「スイス菓子ハイジ」の 故 前田昌宏氏のもとで19歳から修行し、菓子職人としての礎を築いた「過去」
・辻󠄀口博啓氏がこの地「神戸北野ノスタ」から菓子表現を発信し続けている「現在」
これらは偶然の一致ではなく、この土地が日本の洋菓子文化に果たしてきた役割の必然的帰結であると考えています。
その三人がこの北野の地に集い、未来の日本洋菓子文化の発展を願って立ち上げたのが「ザ・ガトーブラザーズ」 です。
■ 「ザ・ガトーブラザーズ」について

「ザ・ガトーブラザーズ」という名前には、互いを敬い、支え合い、次の世代へ文化を手渡していく“兄弟”のような関係でありたい という想いが込められています。
本ブランドの背景には、日本の洋菓子界において「父」とも言うべき存在であった、アンテノール創業者・故 比屋根毅氏の存在があります。
辻󠄀口博啓氏、小山進氏の両名にとって、比屋根氏はその歩みに大きな影響を与えた支柱とも言うべき存在でした。
その比屋根氏の系譜に連なる形で、辻󠄀口氏と小山氏が同じブランドの名のもとに菓子づくりを行うことは深い敬意を伴う出来事となります。
だからこそ本プロジェクトは、単なる共同企画ではなく、ひとつの系譜を受け継ぐ者たちが、その精神に報いるかたちで未来へ向けた表現を試みる場として構想されました。
「ブラザーズ」という言葉には、対等さや親密さだけでなく、同じ志と価値観を共有しながらも、それぞれが異なる道を歩んできた者同士が、敬意をもって並び立つ関係性でありたいという意思も込められています。
アンテノール創業者・比屋根毅氏は、業界から「菓子業界の父」と慕われた存在。
小山進氏は、その比屋根氏の“弟分”とも言える前田昌宏社長(スイス菓子ハイジ・故人)の弟子。
辻󠄀口博啓氏もまた、若い頃からこの系譜の中で可愛がられ、切磋琢磨してきた存在です。
比屋根氏が健在だった頃、小山氏のもとには「元気か?頑張れよ!」という電話が毎月のようにかかってきていたといいます。
ロゴデザインについて
「ザ・ガトーブラザーズ」のロゴには、三人のシェフがコックコート姿で並び、ひとつの蓋(クローシュ)をともに担ぐ姿が描かれています。
それは、レストランで大切な料理を運ぶときのように、ひとつの価値を協働して届ける存在であることを象徴するものです。
写実的でありながら、どこかキャラクターのような親しみを感じさせるこのロゴは、菓子が持つ本質的な楽しさや幸福感とを併せ持つブランドの姿勢を視覚的に表現しています。
■ 第一弾商品「NOSTALGIA(ノスタルジア)」について

NOSTALGIA アソート(3個入):1,598円(税込)
NOSTALGIA プライム(6個入):2,678円(税込)
※各ブランドともに、このアソート限定で開発された特別な焼き菓子のラインナップです。
※アソート、プライムのそれぞれの中身は重複しません。
本商品は、日本の洋菓子文化が形成・発展してきた時代の思想や技術を、現代の素材と感性によって再構築するというコンセプトをもって開発されました。
三人それぞれの「ノスタルジア(原風景・原点・記憶)」を、ひとつの箱の中で体験できる構成になっています。
■三人それぞれの「ノスタルジア」(各シェフからのコメント)
● 辻󠄀口博啓氏(LE CHOCOLAT DE H)
辻󠄀口氏は、「小学校三年生のときに食べたショートケーキの記憶が、いまの自分の出発点です。あの時のおいしいという純粋な感動を、今も菓子づくりの基準にしています」と語ります。
「私の20代の頃、神戸はパティシエの発祥の地、あるいは聖地のような存在でした。異国文化の流入によって日本の食文化が更新されてきた、その象徴のひとつがこの街だと思っています。」神戸港の開港とともに、西洋文化が流れ込み、日本に洋菓子文化が根付いていった時代。その黎明期に想いを馳せ、サブレ、フィナンシェ、キャラメルといった洋菓子文化が日本に根付いていった時代を象徴する要素をモチーフに、神戸という街そのものが担ってきた文化的役割をお菓子で表現しています。
● アンテノール
株式会社エーデルワイスは、故・比屋根毅氏が創業し、日本の洋菓子文化の礎を築いてきた企業です。アンテノールは、その理念と技術の系譜を受け継ぐブランドとして、1978年、神戸北野の地に誕生しました。
比屋根毅氏がアンテノール誕生の地として神戸北野を選んだ理由は、この街が「西洋文化と日本文化が交わり、新しい価値を生む場所」だと確信していたからでした。
彼の洋菓子づくりの原点は、「お菓子で人の人生のワンシーンを幸せにすること」。
また、本商品でアンテノールが掲げるテーマは、「日本の洋菓子文化の復刻版」。
しかしそれは単なる再現ではなく、当時の思想と職人技を、現代の嗜好と技術で再構築するという挑戦です。
1978年、神戸北野の地で誕生したアンテノール。
日本の洋菓子文化の礎の一端を築いたその原点に立ち返り、「日本一の洋菓子をつくりたい」 という想いのもと、当時の思想と職人技術を現代に蘇らせるアプローチで開発。
神戸に根ざした洋菓子の歴史と、贈答菓子文化としての完成度を感じさせる焼き菓子となっています。
● 小山進氏(エスコヤマ)
小山氏の原点は、19歳から修行を積んだ神戸北野坂の「スイス菓子ハイジ」にあります。
「父が『俺、神戸の職人にケーキを教えてもらったんや』と話してくれたことが、僕の中で“神戸=憧れの洋菓子の街”になりました。」スイス菓子ハイジで出会った前田昌宏社長の「美味しさや楽しさを生み出すism」 が、今のエスコヤマの礎になっています。
今回の菓子はすべて、「天国の前田社長に“できました”と報告するような気持ち」で作られたもの。当時のレシピを、今の技術で再構築する。それは、自分自身の原点へのオマージュでもあります。
19歳の頃の「スイス菓子ハイジ」での修行時代。
現在のエスコヤマの原点とも言えるその時代に出会った、今は亡き前田社長への敬意と感謝を込め、当時のレシピを現代の技術で再構築するというイメージで作り上げられました。
「懐かしさと新しさが同居する、“時代を超えて続くお菓子”を、ここからまた生み出していきたいと思っています。」